鳩舎

レースしない

【ネタバレ】ヱヴァンゲリオン Q 概要と感想

ネタバレに相次ぐネタバレを行うエントリなので、ヱヴァンゲリオン Q を未視聴の方はお気をつけ下さい。

前回までのあらすじ

襲来する第10仕様書、他セクションから突如やって来た真希波・マリ・イラストリアスはスタンドプレーで応戦するものの、一度は敗北。裏コード(アセンブリ組み込み)による自滅的なコーディングを試みるもやはり敗北する。

綾波レイはその生命(クビ)を引きかけに仕様書に対する自爆(変更提案)を試みるも、直前で聞き入れられず、あえなく撃沈。動けなくなっていたところを仕様書に取り込まれてしまう。

その頃、脱走兵である碇シンジは自らの意思を持って現場に復帰。PM 碇ゲンドウへの直訴を果たし、見事戦線復帰を果たす。動かなくなった Windows XP 初号機は再起動により稼働開始。ありえないパフォーマンスにより、神が降りてきたかのようなコーディングを見せ、見事仕様書を打ち倒し、綾波レイを救い出した。

しかしそれによって不完全なサードインパクト(リリース)が始まってしまう。そこへ6号機が天(本社)から現れ、なんとか食い止めるのだった……

概要

前回から14人月後、コーディング規約を無視した行動により、宇宙空間に封印されていた碇シンジ綾波レイは、精神病の疑いありとされていたが見事戦線復帰した式波・アスカ・ラングレー(28)と真希波・マリ・イラストリアスの手によって救出される。

見知らぬ場所で気がつく碇シンジ、見知らぬ少女により「自分の顔が認識できるか」「過去との記憶が連続しているか」などの基本的な精神鑑定を受ける。通されたオフィスには、どこか面影の変わった元上司達の姿が。新キャラ諸氏は名前を覚えてないので割愛。頭がピンク色の奴とかいたのでまともな職場ではないと思う。

状況が把握出来ず、元上司である葛城ミサト(43)に事情を聞こうとするも、サングラスをかけてしまった葛城ミサトはサングラスの魔力によりディスコミュニケーション上司になっており、事情の説明などを一切行わない。首に付けられた輪のことを問いただすと、赤木リツコ(44)は「キンタイカンリの輪」であると説明する。曰く、エヴァンゲリオン(PC)に搭乗すれば即首切り、もとい死を与える為の輪だという。

そこへ現れた式波アスカ(28)は怒りに任せて社の備品である窓ガラスを殴りヒビを入れる。この補填分は彼女の給料から天引きされることになっているだろう。そんなこんなで事情が一切わからない碇シンジは、突然脳内に聞こえた幻聴、綾波レイの声に答えて新オフィス、ヴィレの戦艦から脱走してしまう。去り際に冒頭の少女(碇シンジの同期である鈴原トウジの妹、新卒の鈴原サクラ)から「二度とコードを書かないでくださいね!あんなんもうごめんやわ」と叫び付けられる。おそらく彼のコードのリファクタリングをしようとした、意識の高い新卒だったのだろう。葛城ミサト(43)はキンタイカンリの輪を使った碇シンジの自主退職勧告を行おうとするものの、持ち前の優柔不断さと危機回避能力のなさから決行できず、碇シンジの脱走を許してしまう。

そんなこんなで懐かしの職場、ネルフへと舞い戻った碇シンジだったが、荒れ果ててるし綾波レイは過労からなのかうまくコミュニケーションできなくなっている。かつての PM であり、実父である碇ゲンドウ(62)はサングラスからバイザーになったことでよりディスコミュニケーションが加速しており、過去のアニメキャラに類を見ないレベルのディスコミュニケーション上司と成り果てていた。新しい同僚、渚カヲルとのペアプロを経て、少しずつモチベーションを回復させていく碇シンジ。そんなとき、どうして彼らが自らを恨むのかという疑問に立ち返り、渚カヲルを詰問する。渚カヲルは荒れ果てた光景、前回のラストに碇シンジが行ったプレ・サードインパクトによって崩壊した世界(コードベース)をむざむざと見せつけられる。自分は綾波レイに幾ばくかの睡眠をさせたかっただけだ、出来れば溜まりに溜まった有給を1日でも使わせられればよかったのだと言い訳する碇シンジ。それを見て慰める渚カヲル渚カヲルは言った。「何事も反復だ。たくさんコードを読んで、たくさんコードを書くんだ。これが一番イケてる書き方だと思えるまでね」と。たしかこの後冬月コウゾウ(74)が出てきて意味不明な自己完結アドバイスを行うが、まったくの無駄どころか碇シンジの混乱と精神状況の悪化をより加速させており、さすがは老害という風格をむざむざとアピールする。将棋がわかるのに組織運営についてのノウハウがわからない管理職、永遠の謎である。

絶望する碇シンジ、だが、渚カヲルいわく奥底に眠る2つの槍(モジュール)を抜き去れば、きっと世界は元通りになるし、プロジェクトもやり直せるし、工期も伸びるという。碇シンジは最初戸惑うものの、渚カヲルが共に来てくれるならと乗り気に。渚カヲルは自らの意思を示すため、キンタイカンリの輪を自らに移す。偽装打刻である。

リリスによる svn:lock を解除して、槍の前にたどり着いた碇シンジ渚カヲル。そこへ突如式波・アスカ・ラングレー(28)が乱入。二人の行動を阻止しようとするものの、式波・アスカ・ラングレー(28)は終始「ガキ」「ガキシンジ」などの罵倒を繰り返すのみで、具体的な改善提案を一切行わず、自らのミスは棚に上げてペアプロのドライバーである真希波・マリ・イラストリアスにサポートを行わせる。真希波・マリ・イラストリアスはそれをサポートしつつ、綾波レイとの交戦も開始。式波・アスカ・ラングレー(28)の精神的成長の欠落には真希波・マリ・イラストリアスの「姫」などの呼称や甘やかしによる側面が大きいと推察されるがそれは後で。

とにかくそんなこんなでごちゃごちゃしていたが、ここに来て渚カヲルが「やはりやめよう」と提案。曰く、2つあるはずのモジュールが同じモジュールのシャローコピーの2つになっており、本質的に同じもの2つを参照してる状態だという。排除を行った場合のコードベースへの影響が不明なため、渚カヲル碇シンジに中止を提案するが、碇シンジは極限状態に追い詰められており、一切の判断が不可能。指示や命令以外のインプットが受け取れなくなった碇シンジは、よくある産業医の休職提案を無視するソルジャーと同じようにノンストップで槍の排除を決行。フォースインパクトが起こり始める。渚カヲルは突発的状況に対応できないよくいる SE のようにうわ言と支離滅裂な言動を繰り返すものの、碇シンジのフェローとしての管理不足の責任追及により、キンタイカンリの輪によって首から上が爆発四散、もといクビになってしまう。同時期に冬月コウゾウ(74)がゼーレ諸氏のブレーカーを落としながら碇ゲンドウ(62)がキラキラポエムの朗読を行う。60にもなって何をしているのか。

そこへなんとか間に合ったヴィレこと葛城ミサト(43)がコードベースを固めたりロールバックしたりなんやかやあって兎にも角にも収まった。消沈し心を閉ざす碇シンジ。そこへ式波・アスカ・ラングレー(28)は「私のリファクタリングは手伝ってくれないのか」「やはりお前は甘えている」と罵倒を重ね、無理やり手を引いて歩き出す。崩壊した世界、向こうまっさらな改修計画こと砂漠。俺たちの戦いはこれからだ。巨神兵とはなんだったのか。次回へ続く。

感想

見た後はすげー不快(いきなりすぎる展開とか)だったんだけど、上のネタ文章を書いてたら楽しくなってきたのでまぁいいとする。

感想については特記事項がない。ので、別の所に書いたテキストを一部改変して載せることで、僕のヱヴァンゲリオン Q を終わらせたい。

僕がヱヴァンゲリオン Q で学んだこと

  • 罵倒しても何も変わらない!
    • ガキとかバカとか言っても伝わりません!好意があるなら好意がある、改善提案があるなら改善提案があるでちゃんと伝えよう!フォースインパクトになってしまうかも。
  • イメチェンは計画的にやろう
    • りっちゃん!りっちゃん!りっちゃーーーーーーーーーーーーーーーーん!これがフォースインパクトっすかリッツコさぁーーーーーーーーーーーーん!!!!
  • サングラスかけるとディスコミュニケーションになる
    • 相手と目をあわせないというところからしてまず非コミュ!ちゃんと目をあわせて話し合いをしよう!フォースインパクトになるかもしれませんよ!
  • コミュニケーションをちゃんとしよう
    • コンテキストを説明したり、状況の確認や、意見の齟齬がないかのコミュニケーションをちゃんとしよう。そうしないとフォースインパクトになってしまうよ。
  • 人が何か言ったらちゃんと聞こう
    • その槍は違うとか、やめようとかさんざん言ってんだろデコスケ!止まれ!フォースインパクトしたいか!

まとめ

鈴原サクラちゃんの腹パン画像を探しています。